Abingdon School 詳細レビュー

イギリスの伝統ある私立学校のひとつ、Abindon School(アビンドン・スクール)を詳しくご紹介します。基本情報や生徒の口コミ、学力ランキング、学費などをまとめました。同校の魅力、そしてお子様との相性について、ぜひご確認ください。

Abingdon School Review

目次

主な特徴

  • 寮: あり
  • 所在地: オックスフォードシャー州
  • 生徒数: 1,076名(うち6th Former 364名)
  • 宗教: なし
  • 学費: 通学£9,225、入寮£18,810(1学期あたり、VAT込)
  • オープンデー: 年間を通じて開催。詳細は同校サイトを確認。

試験結果・進学実績

最新結果:

  • Aレベル(2025年): 72.1%がA*/A
  • GCSE(2025年): 87.3%が9-7

過去の結果:

  • Aレベル(2024年): 70.4%がA*/A
  • GCSE(2024年): 86.4%が9-7
  • Aレベル(2023年): 70.1%がA*/A
  • GCSE(2023年): 81.4%が9-7

こうした素晴らしい成績によって、過去3年間で40名もの生徒がオックスブリッジ(オックスフォード大学およびケンブリッジ大学)への合格を勝ち取りました。これは、同校が育む生徒たちの、高い向上心と優秀さを物語っています。

教育スタイル

Abindon Schoolの教員は、それぞれが担当科目のエキスパートであり、生徒の意欲をかき立てるだけでなく、卒業後の人生に向けた準備にも力を入れています。授業は知的好奇心を刺激するように工夫されており、生徒自らが深く考え、積極的に参加し、成長を実感できるようになっています。

同校の教育の質を支えているのは、教務担当の副校長です。授業の様子をチェックし、フィードバックや研修を重ねることで、常に質の高い教育が保たれています。この取り組みによって、学校全体に「自ら振り返り、改善し続ける」という文化が根づいています。

同校では、授業を円滑に進めることよりも「背伸びして挑戦する(stretch and challenge)」精神を大切にしています。この考え方により、生徒はより深く理解し、自ら考える力がつきます。単なる試験対策に終わらず、その先の生涯においても役立つスキルを養うことができるのです。

寮生活

Abindon Schoolでは、13歳以上の生徒を全寮制(フルボーディング)または週末帰宅制(ウィークリーボーディング)で受け入れており、充実した寮生活を体験できます。寮生の割合は全体の1割強と少なめですが、学校側はこの小さなコミュニティをとても大切にしています。同校の寮長は、人数が少ないからこそ一人ひとりに手厚いサポートが行き届くことを強調しています。

低学年の生徒には土曜日のアクティビティが義務づけられており、料理やロボット製作、ボードゲームなど、楽しい選択肢がたくさんあります。また、Headington、Downe House、Heathfieldといった女子校との交流も盛んで、寮生はバランスよく社交性を磨かれます。

2023年末には寮設備が改修され、すべての6th Former生に個室が用意されました。また、寮生と通学生が一緒に勉強したり、リラックスしておしゃべりしたりできる共用スペースも整備されました。この改修により、勉強にも遊びにも適した、より快適な環境へと生まれ変わっています。

Abindon Schoolでは、お互いを尊重し、思いやる「インクルーシビティ(包摂性)」を大切にしています。多文化の共生やジェンダー平等にも積極的に取り組んでおり、校内には多様性を守るための様々なグループがあります。生徒への接し方も合理的で、必要に応じて一人の大人として扱う、対等な関係が築かれています。

課外活動

芸術から趣味まで揃った多彩な活動プログラムがAbindon Schoolの自慢です。ラグビーやサッカーなどの伝統的なスポーツから、麻雀や模擬裁判といった珍しいものまで、そのバリエーションには驚かされます。

生徒たちが自分の興味をどこまでも追求できるよう、蛾(が)を育てる昆虫学クラブなど、ユニークな部活動もたくさんあります。ドイツ菓子クラブのクリスマス・クッキー・コンテストや、レゴ、読書会、ドキュメンタリー鑑賞会など、活動の幅広さは圧倒的です。

音楽に熱心な生徒には、学業との両立を条件に奨学金が出る制度もあります。また、ファッション、建築、写真、演劇といったアート分野にも力を入れており、校内のエイミー・シアターでは「チャーリーとチョコレート工場」などの本格的な公演が行われています。

スポーツも非常に盛んで、ラグビーやサッカー、クリケット用のグラウンドはもちろん、クライミングウォールや8レーンのプールを備えたスポーツセンターもあります。伝統のボート競技は今も健在で、近くの川で練習が行われています。2024年のパリ五輪では、卒業生のTom Digby氏が金メダルを獲得し、同校にとって大きな誇りとなりました。

入学手順

Abindon Schoolの入学プロセスは、学力の高さと全人教育を両立させるために、とても丁寧に設計されています。Year 7での入学は定員60名で、独自試験、推薦状、面接で選考されます。入学者の約3分の1は公立小学校の出身で、多様な背景を持つ生徒を受け入れる姿勢がうかがえます。

Year 9での入学は約120名で、約3分の1が系列のプレップ・スクールからの進学者です。選考では、Year 7 のときに行われるプリテストと独自試験が重要になります。学業面の適性はもちろんですが、同校が提供する多彩なチャンスに対して、心から楽しんで取り組める生徒を求めています。

保護者からは「厳しい試験」と言われていますが、それは同校が「本当に校風に合う子」を見極めようとしているからこそ。学校側は、家庭教師による過度な詰め込み教育を薦めてはいません。大切なのはエリートであることではなく、新しい世界をのぞき、挑戦しようとする純粋な意欲があることです。

16歳以上(シックスフォーム)での入学は、試験と面接が合否を分けます。GCSEで最低6科目の合格が必要なほか、Aレベルで選ぶ科目でグレード7以上、高等数学でグレード8以上が目安です。この基準があるからこそ、編入した生徒も高度な学びにしっかりついていくことができます。この段階では海外や公立校からの入学者も多く、より国際色豊かな環境になります。

SEN(特別支援ニーズ)への対応

Abindon Schoolでは、以下の特別支援ニーズに対応しています。

  • ディスレクシア(読み書き障害)
  • ディスプラキシア(協調運動障害)
  • SEMH(社会的・情緒的・精神的な健康の困難)

口コミ

Hannah Defoe
Rated 5 out of 5
ここの人工芝グラウンドは、地域内で一番だと思います。色々な場所へ試合を見に行っていますが、手入れが不十分で人工芝が抜けているところも多い中、先週末訪れたTilsley Parkは素晴らしい状態でした。
Hylton Moore
Rated 5 out of 5

スポーツ面でも教育面でも、最高の男子校です。コロナ禍の在宅学習期間中も、学びのペースを落とさず対応してくれました。スポーツホールなどの施設も一流です。ボート部のコーチは元イギリス代表やオリンピック選手レベルで申し分なし。

6th Formのラグビー納会(アワード・イブニング)でも、素晴らしい闘志とチームワークの精神が感じられました。

Sheila Bury
Rated 5 out of 5
素晴らしい学校です。Tilsley Parkを一流の施設へと見事に作り変えてくれました。

よくある質問

同校の卒業生には、俳優のデイヴィッド・ミッチェル、トム・ホランダー、トビー・ジョーンズや、同校で結成されたバンド「レディオヘッド」、実業家のティム・パーカー、そして元政治家のホーシャム男爵フランシス・モード卿などが名を連ねています。
2016年9月からMichael Windsor氏が校長を務めています。同氏はブリストルに生まれ、Bristol Cathedral Schoolで聖歌隊員として過ごした後、Durham Universityへ進学し、ドイツ語とフランス語でFirst(最優等学位)を取得しています。
高い学力レベルが求められますが、合格のチャンスは公平に開かれています。

全生徒がFirst Yearでフランス語とドイツ語を学び、Second Yearではどちらの言語を継続して学ぶかを選択します。

Third Yearになると、フランス語またはドイツ語の学習を続けながら、さらにスペイン語や中国語(マンダリン)を学ぶこともできます。

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